日本のポケモンカード相場に影響を与える中国マーケットの実態「日本の拡張パック発売日に中国国内のTikTok生配信で即売！」前編

善良な中国人リーカーによる協力情報

今回も、結構衝撃的な内容も含まれています！

これまでヒアリングできなかった善良な中国人の方からの共有内容となります。

内容が盛り沢山な為、2回に分けて記事を公開致します！

世界中のポケモンカードのセカンドマーケットや買い取り価格に大きな影響を与えている中国人コレクターの存在や、日本の新弾発売日から実施される中国国内のTikTok生配信販売会の実態など取り上げています。中国市場におけるポケモンカードの盛り上がりやポケモンカード高騰の裏側についても言及致します。

後半では、誰もが知る日本の大手ショップの中国人従業員による内部情報漏洩などについても、記載致します。組織的な転売行為や転売ルート、日本人が知らない世界がそこにはありました！

中国国内のポケモンカードの盛り上がり

中国国内のポケカ事情

最初に、中国国内でのポケモンカードの盛り上がりについて触れたいと思います。

中国国内では、株ポケが2022年10月に公式カードを販売開始しました。そして、この1年間で人気は右肩上がりに伸びています！

この記事を記載しているタイミングで、ポケモンカード発売1周年記念となるスペシャルセットの販売が行われました。この1周年記念のプロモーションでは、中国の人気タレントがCMやイベントで、ポケモンカードのPRを実施、ポケモンカード人気をますます加速させている状況です！

中国限定のポケモンカードスペシャルセット

「中国ポケモンカード1周年記念セット」が発売され話題となりました。

アローラやガラルのプロモカードの他、中国らしい木製ダイスボックスなど豪華な内容となりました。

• 1周年記念木製カードスタンド
• 1周年記念布製カードBOX&バッグ
• 1周年記念ダイス
• 1周年記念ダメカンダイス
• 1周年記念どく・やけどマーカー
• プロモカード「アローラの仲間たち」＆「ガラルの仲間たち」
• ムゲンゾーン、仰天のボルテッカーなど拡張パックセット

中国のポケモンカードのレギュレーション

2023年10月時点における中国国内のポケモンカードのレギュレーションは、「A～D」となっています。 ムゲンゾーン、仰天のボルテッカー等ですね。

2024年には、Eレギュレーション導入が予定され、中国国内では更に盛り上がると予想しています。

中国マーケットの大きさは、無視できず、むしろ株式会社ポケモンは、中国市場を更に強化してくる可能性があります。近い将来、ポケモンカードワールドチャンピオンシップが上海あたりで開催される紐予想します。

日本では、ポケモンカードバブルが落ち着きつつありますが、中国国内のポケカバブルは、2024年中頃にかけてピークを迎かえることが予想され、まだまだ価格上昇が見込まれるそうです。

中国国内のポケモンカード購入者は？

中国人国内では、下記の2つのペルソナが想定されています。基本的には、日本同様です。

1. ポケカファン、プレイヤー
   ポケモン公式大会に出場するプレイヤー、ポケモン好きの人など
   
   
2. 富裕層を中心としたコレクター
   ポケモンカードの投資家や趣味で収集を行う中国人
   

世界のポケモンカード相場形成の中心は中国人コレクター

上記で述べた様に、中国人コレクターは一定数存在しており、ポケカに投資する金額は、日本人の比ではないことが推測できます。コレクターは、中国国内のポケモンカードよりも、レギュレーションで先行し、価格上昇が期待できる「日本版ポケモンカード」を好んでいます！

その影響により、日本国内におけるポケモンカードの高騰、中国人を中心とした転売屋の横行が目立っています！

もちろん、中国国内の大会では、日本のポケモンカードは利用できません！

ポケモンカード151の中国国内の販売価格

上記で述べた通り、中国国内のレギュレーションは現在Dとなっています。

しかし、日本版の「ポケモンカード151」や「VMAXクライマックス」、「VSTARユニバース」、「バイオレットex」、「クレイバースト」など、人気拡張パックが中国国内の店頭にて販売されています。

2023年10月末時点では、ポケモンカード151は日本円換算(1元20円)で約1200円/パックでの店頭販売価格が確認されました！クレイバースは日本円換算で、約550円/パックで販売されています。

下記は実際に、中国のECサイトで販売されている「ポケモンカード１５１（５パックセット）、クレイバースト（５パックセット）」の元価格表示です。

※「￥の表記」は円ではなく「元」を意味している

この影響もあり、日本国内におけるポケモンカード151は、1パックあたり『720円以上』で中国人転売屋の元締めが買い取っている状況です。定価の約2.5倍にあたります。

そして、日本国内のポケモンカード151の生産は減少する見込みとなっている為、今後更なる価格上昇となる可能性が考えられます。

上記の様な状況の為、日本国内において、中国人やベトナム人、日本人転売屋による人気拡張パックの買い占めが横行し、本当のポケモンカードファンが入手できない状況が継続しています！

Tik Tokでのライブ販売会

結構ショッキングな内容のリークです！

日本の新弾発売日に、日本国内のポケモンカードは中国大陸に到着しています。そして、TikTokの生配信で中国国内で多数売買されていることが発覚しました！

下記の写真は、2023年10月27日（金）に実施されたTikTokの生配信の様子です。

既に、未来の一閃、古代の咆哮拡張パックが開封されています。「テツノブジンex」も写ってます…。

TikTok生配信販売会の概要

TikTokの生配信は下記の様な販売方法です。

1. 開催者は、TikTok視聴者に未開封の新弾パックを紹介、説明
2. 購入者は、いくらで何パック欲しいか希望条件を「TikTokのチャット」で送信
3. 最も高い値段を付けた人から購入が確定
4. 購入者は「TikTok LIVE Gifting」投げ銭で開催者へ送金し、購入完了
5. 開催者は、購入者の代理で配信画面内で拡張パック開封
   目の前で、自分が購入したカード開封をしてもらえるので、購入者は安心感がある
   → 過去に開封した自分のカードが開催者に差し替えられた事件も有り
6. 開封したカードは「その場で開催者の提示価格で売却」or「カード現物の郵送受取」の選択が可能

なぜ、TikTokで生配信販売か？

TikTok生配信は、販売記録が残りにくく、通報されにくい利点があります。

中国国内の法律では、政府系期間が発行する商品、チケットなどの転売は法律で禁止されていますが、民間企業の商品などの転売は違法ではありません。しかし、中国版SNSである微博(Weibo)、小紅書(RED)を利用すると、メッセージはアプリに残り、運営に金銭授受や怪しいやり取りが見つかると、アカウントが閉鎖（BAN）されてしまうリスクが伴います。転売屋で無くても、トラブルに巻き込まれBANされることがかなり多いそうです。

また、TikTok生配信のメリットは、参加者は、リアルタイムに自分の購入したカードの結果がわかり、SARなどのレアカードが引けると、配信が盛り上がるエンターテーメント性があると推測します。娯楽番組的な要素があり。

このポケモンカードのTikTok生配信会は、中国国内では頻繁に開催されています！

後編公開！

本記事の後半を公開させて頂きました。

日本の新弾拡張パック発売日に、なぜ中国国内で既に新弾が存在するのか、中国人転売屋へ協力する都内トレカショップの存在や流通ルートや日本国内の協力者について触れています。

また、早くもシャイニートレジャーexのカートン転売が中国人によって開始もされています。興味ございましたら、後半もご覧下さい。

これまでの暴露記事

当サイトで過去に公開した「転売屋の実態」の暴露記事は下記から読むことができます。

ジャンル：TCG「ポケモンカードゲーム スカーレット&バイオレット」強化拡張パック ポケットモンスター 転売ヤー